こんにちは!「超野球専門店CV」店長ゆうたです。
このブログでは超野球専門店ならではの切り口で野球にまつわる情報をアップしていきます。
初心者でも大丈夫?グローブのかんたん型付け方法とは?
新しいグローブを買ってもらうとワクワクしますよね( *´艸`)
でも、革製品なので最初はどうしても硬い。。。
特に握力がまだ弱いお子さんですとなおさらです。
でもどこをどうやって柔らかくすればいいのか分からないし、むやみやたらにぐちゃぐちゃにして使いにくくなったらどうしよう。。。(T_T)
ネット通販でお買い物される方が多い昨今ではそんな悩みを持った方も多いのではないでしょうか?
でも大丈夫!!
ご自宅で簡単にグローブを型付けする方法を伝授しますので是非最後までご覧になってみてくださいね。
余計なところはいじらない。必要なところだけ柔軟に。
結論から申しますと、上の画像の赤く囲ってある部分だけを重点的に柔らかくしていきます。
おうちで自分でやる場合はここだけを柔らかくしていけば、とりあえず不自由なく使えるようになると思います。
まずは、グラブを叩く木槌(通称:グラブハンマー)を用意してください。
ヒンジを叩いて小指側を動かしやすくしよう!
まずはヒンジという部分を叩いて小指の動きを出せるよう柔らかくしていきます。
赤く囲ってある部分がヒンジです。
ここを柔らかくしなければグラブを開閉することはできません。
ではどの部分をどのように柔らかくしていけばよいのかというと、まずは下の画像のようにグラブを置きます。
この際、注意しなければならない点がございます。
このような状態で置いてグラブハンマーで叩いてしまうと赤丸の部分が裂けます( ;∀;)
必ずこのように股の部分を逃がしてあげてから叩きましょう。
叩いてあげるとこのように小指側に角度が付くようになりますので、小指の腹がしっかりとグラブにのって動かしやすくなります。
また、今回のようなワイドヒンジのタイプは少しヒンジ部をずらしながら叩くとより馴染みがよくなりますので試してみてくださいね。
ワイドヒンジの説明はスポーツショップムサシさんのこちらの内容が分かりやすかったので良かったらご参照ください。
意外と重要なウェブ部の柔らかさ。しかし、柔らかすぎも、、、。
グローブに柔軟性を出すために意外と重要なのがウェブ部の扱い方です。
今回使用しているグローブはHウェブというウェブがついております。
ウェブ形状によって馴染ませ方は多少変わりますが、ここでは基本だけ載せておきます。
Hウェブではこの赤丸で囲ってある部分を重点的に馴染ませていきます。
何故かというとグローブを開閉する時にはこの部分が折れ曲がって開閉されるからです。
全体をぐちゃぐちゃと柔らかくしてしまうと、際の打球が来た時に負けてしまうようなウェブになってしまいます。
なので柔らかくする必要のないところは極力硬さを保ったままがいいでしょう。
グラブハンマーで叩いたり手で馴染ませていきます。
土手部の柔らかさはお好みで。ポジションによって傾向がある。
最後は土手の部分です。
この赤い囲ってある部分ですね。
ここの柔らかさ加減は好みが分かれますが、ポジションによってその傾向はございます。
内野手だとこの土手部を柔らかくして自由に動かせるようにしたいという選手が多いです。
対して外野はここの土手部はしっかりと硬さを残して親指小指でパカパカ挟んで使いたい。
投手もどちらかというと硬さはある程度残したいという方が多い気がしますね。
特に力投派のピッチャーはしっかりとグローブを握り込んで使いたいという方が多いですね。
あくまで傾向ですので悪しからず。
こちらもグラブハンマーを使ったり、
このように手で揉み込んで馴染ませていきます。
以上!
今まで紹介してきたこれらの工程を3~4回程繰り返して行うと少し柔らかさが出てくるかと思います。
オイルに頼ってグローブを柔らかくしようとするとどうしても重くなってしまいますし、必要のないところまで柔らかくなってしまいますので注意が必要です。
ただし、時間がどうしても無くて早く柔らかくしたい場合はコチラのオイルを使うとすぐに柔らかくなります。
ハタケヤマのSF-1というオイルです。
本当にかなり柔らかくなりますから少しずつ様子をみながら使用してくださいね。
番外編 ポケットを作るには?よくある誤解と間違ったやり方。
そもそもポケットとは受球面に出来るボールを受けるくぼみのことを指します。
一般的にはこの赤丸のところあたりがポケットですね。
ありがちな間違いが上の画像のようにグラブハンマーでバシバシと叩いてしまうことです。
専門店とうたっているようなところでもここを叩いて
「捕りやすいようにポケット作っておいたから!!」
なんて言う人がいますが大間違いです。
ここをいくら叩いてもポケットは出来ません。
それどころか無駄に革を伸ばしてしまい、受球面にシワが出来る原因となってしまったり破れやすくなってしまいます。
ボールを捕る以外でポケットを作りたい場合はこのように先端の丸い木製バットの頭を上にして、
ポケットを作りたいところにバットのヘッドを合わせてグローブを上から下に叩きつけます。
そうすればポケット部に奥行きを出せてくぼませることが出来ます。
ただあまり強く叩きつけると革を傷めてしまいますので気を付けてください。
以上、おうちで簡単に出来るグローブの型付けでした。
今回ご説明させていただきましたのは型付けの本当にさわりの部分だけです。
最後になりますが、グローブは革製品でその多くは決して安いものではなく、デリケートなものですので出来るならお近くの信頼のおける専門店に持ち込んで型付けしてもらうのをオススメいたします。
「超野球専門店のプロスタッフが型付けしたグラブってどんなのだろう?」
「左投げの匠って?」
本当に自分の手に合ったグラブを使用してみたい方は、こちらのサイトまでどうぞ( *´艸`)
実際の店頭にいるプロスタッフが1つずつしっかりと型付けさせていただきます!
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