こんにちは!「超野球専門店CV」店長ゆうたです。
このブログでは超野球専門店ならではの切り口で野球にまつわる情報をアップしていきます。
ゴールデングラブ賞受賞者にみるグラブの使い方
1月は展示会ラッシュでした。
2022年秋冬の新作をこの目で確かめるべく様々な会場へと赴きました。
ゼットとウイルソンは同日に開催していましたので同じ日に2会場まわったのですが、そこで気になったのはグラブの使い方について。
「コユニ」というのが1つキーワードとなるのですが、ただコユニで使えば良いかというとそういうわけでもなさそうです。
そこら辺を今回は記事にしてみました。
ゼット展示会でみた源田選手のグラブの使い方
今回、ゼットの展示会は浅草橋にあります東京支店にて開催されました。
エレベーターで会場へ向かうと入口からドーン!
こうしてみると本当にゼットの内野手は充実してきたなぁと思いますよね。
ゼットのグラブは昔から専門店の間では定評があったのですが、ここまでトッププロに選ばれるのはひとえに職人さんのこだわり、信念の賜物だろうと強く思うわけです。
特にゼットの内野手用は一つ一つの品番が本当によく考えて作られていると感じさせてくれます。
同じような見た目でも明確に土手の広さやヒンジの角度、その他諸々の細かなところを変えており、「ここで捕球してね〜」と優しく丁寧に教えてくれています。
中の様子は写真撮影NGなので掲載出来ないのですが、商品じゃないところで発見がありました。
源田選手のグラブの使い方です。
今年のカタログからオーダーにて源田小指2本入れ仕様というのが選択出来る様になりました。
226型という型ですがこちらは通常の源田と異なり人差し指と中指の間の指又がありません。
また、この226型は各指が連動しやすいように背面紐通しを採用しております。
しかし、今回着目したのはそこではなくて手の入れ方です。
すごく浅いんです。
奥深くまでグラブの中に手を入れているわけではなく、むしろ凄く浅く入れているだけなんです。
コユニにすると通常入れよりかは浅くなってしまうものですが、それでもこれは浅いと思います。
これはあくまで推測ですが手を深くまで入れてしまうと手の平中央で捕球した時や、土手付近で捕球した時にどうしても自分の手が邪魔をして弾きやすいのではないかと思うのです。
そのため、手を浅く入れることによってそういった捕球位置で捕球しても自分の手が邪魔をすることなく捕球が可能=握り変えが早く出来るなのかな?と思うわけです。
特に源田選手のグラブは特別革が薄くなっていると聞いたことがございます。
素手感覚を大切にして、なおかつ捕球時に痛く無いようにという意味合いもあるのだと思います。
外崎選手の魔法のグラブ
ウイルソンの展示会もゼット同様、展示会の中の商品を写すわけにはいかないのですがこちらは許可をいただきましたので掲載させていただきます。
外崎選手が実際使用したグラブをボールでパシパシした動画です。
もちろん許可取ってます^_^
不思議なことに、ウェブで捕っても必ずウェブ下のしかも決まった位置に、ボールが収まってくれるのです。
動画だと分かりにくいかもなので画像でもどうぞ。
他のグラブでも試しましたが、同じようにはなりませんでした。
ウェブで捕ったらウェブの中でボールは収まりました。
どこで捕っても毎回同じ位置にボールが収まってくれるというのは送球の速さと安定につながります。どうしてこのようになるのか、明確な答えはメーカーさんも分からないといった感じでしたが様々な要因がありそうでした。
その中の1つがこちら。
かなりグラブ自体が柔らかくなっているにも関わらずペチャンコになりません。
受球面側の人差し指と中指の下辺りにしっかりと硬さが残っていたのが印象的でした。
人差し指と中指の紐の締め具合もかなりキツめですよね。
ここは結構間を開けるプレイヤーも多い中で特徴的な部分の1つでした。
また、外崎選手も源田選手同様にかなり手入れを浅くしているようです。
これも源田選手で紹介したことと同様の狙いがあるのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日はゼットとウイルソンの展示会から見えたコユニのグラブの使い方についての内容でした。
・源田選手も外崎選手も手を奥深くまで入れない
・浅く手を入れることで手の平中央や土手付近でもボールをキャッチ出来る
・外崎選手のグラブはどこで捕ってもウェブ下にボールが集まる魔法のグラブ
同じコユニでも使い方によって全然変わってきます。
コユニとそれ以外のグラブと二分にするというよりかは、コユニはあくまでグラブの1つの使い方でしかなく、それ以外にも様々な使い方や型の付け方、紐の締め具合などによってグラブの捕球のしやすさ、握り変えのしやすさは大きく変わってきます。
そもそも、源田選手モデルと外崎選手モデルは基本型が全く異なります。
土手が広いのと狭いの、ヒンジの落ち込みが緩やかなのと急なので寧ろ両極端な位置にいるとも言えるでしょう。
守備で悩みがあるような選手は一度コユニを試してみたり、紐の締め具合を変えてみたり、型の付け直しなども検討してみると新たな世界が広がるかもしれませんよ(^^♪
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