こんにちは！「超野球専門店CV」店長ゆうたです。
このブログでは超野球専門店ならではの切り口で野球にまつわる情報をアップしていきます。
ソフトボール史上に残る、あの神ゲッツーを生んだグラブ降臨
なんと！！
ソフトボール女子日本代表ショートの渥美選手のグラブが超野球専門店CVに降臨しました(；ﾟДﾟ)
ローリングス日高氏の計らいで期間限定で展示させていただいておりました！
その期間にお店にご来店された方はラッキーでしたね(^^♪
その渥美選手のグラブを実際に手がけた日高氏より、色々聞けましたのでこちらのブログで共有させていただきますね( *´艸｀)
渥美選手のグラブのサイズ感
まずは全体的な大きさから！
11.5inchなのでソフトボール用の内野手用としては一般的な大きさです。
特筆すべきは手の内部のフィット感。
こちらの画像をご覧ください。
親指内部にフィット感を出すため、日の丸国旗の上に紐が通っています。
更に親指掛けの下部に土手紐で通している紐が出てきています。
こうすることで上からも下からもフィット感を出して親指が遊ばない状態になっていました。
更に着目すべきはこの小指芯止めの紐通し。
少し詳しい型ならお分かりの通り、芯止めが１か所多いのです。
一番下の芯止めが通常ですとございません。
これも小指の遊びを出さないために芯止めを一か所増やしたとのことでした。
親指も小指もしっかりとグラブの面に引っ付いていますので、少しの力でしっかりと力が伝わり、変にグラブを握りにいかなくて済む仕様になっておりました。
渥美選手のグラブの使い方
指と指の間は強い打球に負けないようにと結構締めていました。
しかし、ちゃんと開くグラブになっておりそこは型パターンでそのような仕様にしてあるとのことでした。
ポケット位置は中指と薬指の下あたりで捕球するイメージです。
このグラブを触っていただいたお客様が皆さん口をそろえておっしゃるのは
「こんな硬いの使ってたの！？(；ﾟДﾟ)」
と必ず驚かれます( *´艸｀)
力を入れずにグラブをはめてこんな感じの開き加減。
おじさんの私が結構、力をいれて閉じてもこんな感じ。
やらせじゃないです。
ホント硬いんです。
このグラブは握ろうとせず、無理に閉じ切らずに薬指でクッと少しだけ力を伝えるメージで使います。
なぜグラブが硬くてもあんなプレーが出来るのか？
これはソフトボールというボールの大きさが大きいためでもあるのですが、完全に閉じ切らなくてもしっかりとボールの勢いは止まるよという発想から来ています。
これはローリングスのウィザードシリーズでも同じようなことを言っていますね。
逆にふにゃふにゃだとソフトの打球の勢いに負けてしまうので、この位の硬さが必要とのこと。
難しいのが硬さは必要だけどただカチカチなだけの革も違うよねということ。
渥美選手の場合は非常にそこの感覚が繊細で、馴染みの良さとしっかり感との共存を図ったのが今回の渥美スペシャルグラブとのことです。
実はこのグラブ、受球面だけに和牛を使用してるんです。
和牛はステアとかと比べてもしっかり感のある革なので主にミットとかで使用されることが多い革です。
渥美選手の場合はしっかり感を求め和牛を使用したようです。
更に驚きなのがこの小じわ。
和牛はこうした小じわが多く出るのですがそれもあえてそれをチョイスしているようなのです。
その理由としてはツルっと何もないきれいな受球面よりも、小じわがある方がグリップしてボールのスピンが止まるからとのことでした。
とかく近年ではシワの無い革や見た目がきれいなものが良いという意見が多い中で、世界で戦う超一流プレーヤーがそうしたグラブ選びをしていることに感動すら覚えました。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
本日は神ゲッツー渥美選手のグラブをご紹介させていただきました。
・グラブ内部のフィット感に神こだわり！
・グラブの硬さにも神こだわり！
・グラブ選びの目利き、感性が神！
ソフトと野球。
男子と女子。
グラブの使い方が全く違いますし、人それぞれにマッチしたグラブを選ぶことの重要性を改めて感じました。
個人的にはローリングスさんに渥美型ズバリを次回の新作で所望いたします( *´艸｀)
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