こんにちは!「超野球専門店CV」店長ゆうたです。
このブログでは超野球専門店ならではの切り口で野球にまつわる情報をアップしていきます。
グラブの捕球跡はかく語りき
毎日のようにお店には、グラブの紐修理の依頼が来ます。
最近は特にその場ですぐ出来るような簡単な紐修理が多く感じます。
季節的なものなのでしょうか?
空気が乾燥してくると革である紐は切れやすくなりますので皆さんご注意くださいね!
私たちは紐修理の度に他の箇所は大丈夫なのかどうかもチェックします。
それと同時にどの場所で捕球していることが多いのかもチェックしています。
捕球跡はその選手のプレースタイルが如実に出ます。
今回はそんな捕球跡、捕球位置をピックアップしていきたいと思います。
あまりよろしくない捕球位置の例
一番多い、よろしくない例が下記画像のような捕球位置です。
がっつりウェブまで革の銀面が削れているのがお分かりいただけるかと思います。
このような捕球跡はいつもウェブばかりで捕球している証拠です。
ウェブで捕球しなければならない時もございますが、過度にウェブばかりで捕球するのはあまりオススメしません。
その理由としては、
1,ウェブばかりの捕球だと革の傷みが早い
2,捕ってからの握り替えが遅くなる
3,ウェブだとボールの捕球感を感じにくいので、素手感覚というものを養いにくい
などが挙げられます。
また、色々なところが削れてしまっているのも捕球位置が安定していない証拠です。
捕球位置が安定していないということは、握り替えるときに手間取ってしまいがちです。
プロ選手のグラブにみる捕球位置
プロ選手のグラブはどうかというとやはり素晴らしい捕球跡が多いです。
こちらは以前にもご紹介させていただいた鈴木大地選手のグラブです。
ロッテ時代のものですね。
受球面を見ていきましょう。
ウェブ下の一点のみで捕球しているのがお分かりいただけるかと思います。
しかもウェブへの擦れが一切ありません。
毎回、同じ個所で捕球しているということがこの画像から分かります。
おそらくキャッチボールから適当に捕球していたらこのような跡にはならないでしょう。
どこで捕ってもその一点のポケットにボールが落ち着く。
そんな印象を抱かせるグラブとなっております。
そして、下記4枚の画像は外崎修汰選手のグラブです。
こちらも同様にウェブへの擦れは全く見受けられません。
鈴木大地選手のと比べると少し真ん中寄りの人差し指下あたりのポケット位置になっているかと思います。
こちらのグラブも捕球が上手いので擦れ自体が少なく、中でボールが遊ばないでしっかり捕球しやすい
グラブとなっております。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日はグラブの捕球跡・捕球位置の考察でした。
・捕球跡・捕球位置でその選手のプレースタイルが分かる
・ウェブに擦れが見える選手は捕球位置を今一度見つめなおすべき
・上手い選手はグラブの状態が良く擦れがあまり見受けられない
捕球というものすごく簡単に見える動作の中にも色々と意識出来ることはございます。
1プレーを大切にというのは皆意識しているところだとは思いますが、キャッチボールの捕球時にまで神経を使ってプレーしている選手がどの位いるのか?
その少しの差の積み重ねが一年通していったときに大きな差となってくるのかもしれません( *´艸`)
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