こんにちは！「超野球専門店CV」店長ゆうたです。
このブログでは超野球専門店ならではの切り口で野球にまつわる情報をアップしていきます。
グラブの三日月って？
グラブのパーツで三日月というものがございます。
ボールを受けるウェブ下ポケットの背面に受球面の革が折り返してある部分があるかと思います。
そこが通称「三日月」と言われる部分になります。
実はこの三日月がポケットの形成に大きな影響を与えることはご存知でしたでしょうか？
本日はそんなグラブのポケットと三日月の関係性について取り上げたいと思います。
ポケットが深くなりやすい三日月と浅くなりやすい三日月
ではどのようなタイプの三日月でポケットが深くなりやすいのでしょうか？
上記画像のように三日月の欠けている部分が大きいとポケットは深くなる傾向にございます。
分かりやすくマーキングしてみましょう。
対して、浅くなりやすい三日月はというと欠けている部分が小さいと浅くなりやすいです。
画像では分かりにくいかもですが結構違います。
これはステッチで縫い込まれている部分が大きい方が革のたわみを抑えられることに起因します。
糸で縫い込まれた部分の革というのは結構硬くなります。
なので硬い方が背面からポケットを押さえ込む作用が強く働くわけです。
やっぱりグラブは店頭で
実は驚くことに、上記の２つのグラブ、同じ型番なのです。
ポケットの深さが写真だと上手く伝わらないのが残念なのですが、本当に結構違います。
ボールパークドットコムの担当の方にお話を聞いたところ、実は作っている職人が違いますとのこと。
赤オレンジは定番のモデルでオレンジは限定で、オーダーを主に担当している職人が作ったとのことでした！
同じメーカー、同じ型番でも縫う人が違えばこれだけ違いが出ます。
ましてや手入れ感なんかは全然違ってきます。
なので、グラブは出来るだけ店頭でお買い上げいただくことをオススメいたします。
まとめ
いかがでしたでしょうか？本日はポケットと三日月の関係性についてのお話でした。
・三日月の欠けている部分が大きいとポケットは深くなりやすい
・三日月の欠けている部分が小さいとポケットは浅くなりやすい
・グラブは作る職人によって全然変わってくる
今回は三日月とポケットに焦点を当ててお伝えしましたが、グラブは全てのパーツが連動し作用するので他のパーツもポケットの形成に大きな影響を与える場合がございます。
更に三日月も、今回は月の満ち欠けのみにクローズアップしましたが、月の大きさそのものもポケットやグラブの型に大きく影響を及ぼします。
そのお話はまた機会がありましたらしたいと思います。
それではまた♪(´ε｀ )
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