こんにちは!「超野球専門店CV」店長ゆうたです。
このブログでは超野球専門店ならではの切り口で野球にまつわる情報をアップしていきます。
型付け前の所見
今回ご紹介するのはエールストーリーの限定モデルである「YSR-SS061A」です。
一際キレイなキャメルが目を引く同モデル。
エールストーリーは革質的に結構しっかりめなものが多いので、どういった仕上がり具合になるのか分かり難いという方もいるかなと思い取り上げさせていただきます。
所見としては受球面広くてゴロが入りやすそうだなぁと。
ウェブ下でもポケット中央でもつかめる型といった感じでしょうか。
実際に型付けすると色々と見えてきました。
各パーツから見る型の行方
エールストーリーは割と攻めた形したウェブが多い印象です。
これも縦棒は二股に分かれているものになっています。
ここが二股に分かれているグラブの特長として、分かれている箇所で折れるように二股にしているケースが多いです。
今回のグラブもそこで折れるように型付けしていこうと思います。
そして、ウェブ下ポケットが深くなり過ぎないように革紐で編み込んであるタイプとなっております。
受球面を見てみると中指と薬指の間の指股が少し他の箇所より上にきています。
これは中指と薬指の下の面でゴロ捕球しやすいようにそのような作りになっていると推測できます。
さぁ、どのような型にしていくかは概ねこの所見で決まりました。
まずは各箇所の紐をほどいていきまーす( *´艸`)
紐が少し硬いです。
最近のコルク系(ローハイド)は特にこの傾向が強く、各メーカー頭を悩ましているところでもありますのでエールストーリーに限ったことではないのですが。。。(-_-;)
まずは叩いて革と紐を馴染ませます。
そして簡単な折り目だけつけていきます。
ある程度叩いて馴らしたらスチームかけていきます。
紐が硬い分、スチームの当てすぎには注意が必要です(; ・`д・´)
出来れば専用の袋に入れて直接蒸気に当てない方が良いでしょう。
適度に温まりましたら取り出して揉みの作業に入っていきます。
ここで型が決まっていきます。
今回は店頭の在庫で出す分ですので、私なりにこのモデルの最適解を探しながら型付けをしてきます。
さぁ仕上がってきました(^^♪
あとは形を整えていきます。
型付け後
今回の 「YSR-SS061A」 ですが、当初想定していたものよりウェブ下と薬指下へのポケットに寄った形となりました。
所見ではもっとポケット中央よりにつかむ系かなーとも思ったのですが、各パーツの作りを見るに少し所見と変わっていきました。
型付け後の動画はこちら。
エールストーリーならではの革の張り感は残しつつも、屈曲しやすくゴロも入りやすい。
イイ感じに仕上がりました(^^♪
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は趣向を変えて型付けまでの道程をご紹介しました。
・エールストーリーは基本的に革がしっかりしている
・ウェブ下でも薬指下でも捕球できるモデル
・ゴロにも対応しやすい設計
今回の 「YSR-SS061A」 は店頭でもネットでも展開しておりますので、ご興味ある方はお早めにどうぞ( *´艸`)
今後も色々なモデルで型付けのご紹介をしていきますので、このモデルの型付けはどうすればいいの?とかご質問あればコメント欄までどうぞ。
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