こんにちは!「超野球専門店CV」店長ゆうたです。
このブログでは超野球専門店ならではの切り口で野球にまつわる情報をアップしていきます。
さて、前回は皮から革になるまでの軌跡を追ってきました。
今回はその革をグラブに仕上げるまでの工程を追っていきます。
ここでご紹介できる内容も私が独断で抜粋したものとなります。
全てではないことを念頭にご覧になってください。
こちらはレーザーで革をパーツに切り分けているところです。細かいデザインなどはこちらのレーザーで仕上げていきます。
こちらはプレス機です。
このような金型を使って先ほどのプレス機にかけて定型のグラブパーツを切り抜いていきます。ちなみに、この金型も結構お値段するようですよ((+_+))
パーツになったもの同士をミシンを使って縫い合わせていきます。
グラブの形状はまちまちですのでこちらは人の手によって全て縫われていきます。
アップにするとこんな感じです。ここの工程が狂ってしまうとこの先の工程全てに影響が出ますので寸分の狂いも許されません((+_+))
縫うだけだと凹凸が気になったりします。また、この先の作業をしやすくするために叩いてつぶすという工程もあります。
こちらは縫いあがったグラブを裏返している作業です。一見簡単なようですがメチャクチャ難しいらしいです。。。
こちらの工場の方はものすごいスピードで作業しておりました!!
そして裏返したグラブの指の中を成型するために熱棒と呼ばれるものに突っ込んでハンマーで叩いて調整していきます。
革だけですと弱いので芯材というものを入れて、表の革(受球面)と手の平を入れる革とを接着させるグリスを入れます。さらに紐で組み上げて、、、
最後に仕上げとして叩いたり揉み込んだりして革と紐とをある程度馴染ませます。
このような工程を経てはじめて私たち小売店へと出荷される準備が整うわけです!
前編、後編と渡ってご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか??
冒頭に記した通り、これは作業工程のほんの一部を抜粋したものに過ぎません。
グラブの価格は安い?高い?
適正価格とは??
これはあくまで自分の考えですが、決して高いものだとは思いません。
逆にこのような現場を知っていると¥10,000とかで売ってるようなグラブってどうやって利益取ってるの!?って感じです。誰かが泣いているんじゃないかと勘繰ってしまいます|ω・)
このブログを通して、少しでも皆さんがグラブの価格について考えを巡らせていただけたなら幸いです。
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