こんにちは！「超野球専門店CV」店長ゆうたです。
このブログでは超野球専門店ならではの切り口で野球にまつわる情報をアップしていきます。
高校野球のバットの規格が変わる
先日、弾丸ライナーズのYoutubeチャンネルで取り上げられたように高校野球の金属バットの規格が変わります。
動画内でも紹介されていたように2024年頃に変わるのではないかというのが有力となっております。
我々も変わるということは情報として入ってきてはいますが、未だその明確な基準やルールが定まっておりません。
今のところの情報をおさらいしますと、
１，径が細くなる
２，重さ900g以上は変わらず？
３，径が細くなるため重さ900g以上をクリアするためには金属の厚みを厚くしなくてはならない
４，金属は厚くなるとたわみが少なくなり、結果飛ばなくなる
というところまでは分かっております。
ただ、ここまでご紹介したこと実はまだ何1つとして確定はしておりません。
本日の投稿は今後、このような規格になったと仮定したときにどのような影響が考えられるかを考察していきたいと思います。
低反発バット導入が及ぼすプラスの影響
まずは何と言っても安全性の確保ですね。
正直今回の低反発バット導入はこれに尽きます。
近年の高校球児のパフォーマンス向上には目を見張るものがございます。
ピッチャーは地方大会でも140km/hオーバーが結構いたり甲子園なんかでは150km/h出すピッチャーもいますからね(; ･`д･´)
更にバッターの進化も目覚ましいものがあります。
センターバックスクリーンや逆方向に平気でぶち込む高校生の多いこと(;^ω^)
フィジカル面で明らかに私たちの世代とは一線を画しております。
科学的なトレーニングや栄養学を取り入れ、体付きが昔とは全く違います。
剛速球のピッチャーが投げる球をマッチョムキムキなバッターが打ち返す。
言わずもがな打球スピードはえげつないことに(ノД`)・゜・。
実際、最近の甲子園でもピッチャー強襲の打球で顔面骨折なんてことも出てきてます。
全国放送で死人が出る前に低反発バットを導入というのは当たり前の流れだとは思います。
好影響の2つ目は世界基準のバッティングが身に付くことです。
今までの金属バットは弾きが良かった分、多少泳がされても飛んでいきましたが新基準になると反発が弱くなりますので飛ばなくなります。
飛距離を出すためにはフィジカルとパワーの出力の仕方、伝え方を習得しなければなりません。
そのため、より高いレベルでのバッティング技術が求められます。
小手先だけのバッティング技術は通用しなくなります。
ただ、これは逆の発想もできて、中途半端なバッティング技術に甘んじていたバッターは小技に磨きをかけたいぶし銀になれるチャンスでもあるのかもしれません。
3つ目はバットの寿命が延びるということです。
金属の層が厚くなる分、バットの寿命が延びます。
今までは使い続けていると縦に亀裂が入り買換えということがありましたが、今後はそういうことが起こりにくくなることが予想されます。
低反発バット導入が及ぼすマイナスの影響
1つ目はホームランが出にくくなるのでドラマ性が失われるということです。
これには賛否両論あるかとは思いますが、一発逆転の魅力が野球を盛り上げてきたのは事実としてあります。
これが生まれにくくなるということは、魅力が失われてしまうということにもつながりかねないのかなとも思います。
特にこれからは地力での実力差が顕著に出てくるようになります。
２つ目はバットの寿命が長くなるということ。
これは先ほどの＋の影響でも出てきましたがお店やメーカーサイドとしてはかなり－の影響です。
買換えが必要なくなるということですので売上減です(ノД`)・゜・。
更に径の縛りまで出てくるとなるとメーカーとしても商品開発が難しくなってきます。
今までどうしたら規制内で飛ばせるようになるかを開発競争していましたから、今度は飛びすぎちゃいけないとなるとバット開発の必要性があるのかという根本的なことになり開発競争性が失われます。
３つ目は木材の供給不足の深刻化です。
これはまだ確定していませんが、ある情報筋によると今回の新規格低反発バットで芯で捉えたときよりも木製で芯で捉えた時の方が飛ぶということを聞いております。
ここら辺の検証を是非Youtuberの方にやっていただきたいですね( *´艸｀)
ということは高校生でも試合で木製を使う選手が多くなり（BFJマーク入っていれば今でも使えます）、より木材不足が深刻化することが予想されます。
ここだけの話、実は現在でも木材は不足状態に陥っており、木製バットの供給も少し雲行きが怪しくなり始めております。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
本日はバットの新規格が業界に与える影響についての考察でした。
・新規格によってプラス面もマイナス面もある
・でも一番に考えるべきは球児の安全
・これから高校野球が大きく変わるかも
今後、業界内では様々な動きが予想されます。
それに伴いプレーにも変革が求められるようになるでしょう。
プレーヤーも指導者も販売店もメーカーも常に考えをアップグレードしていかなければなりませんね(*´▽｀*)
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