グラブの適正価格って?グラブって安いor高い??~前編~

グラブ

こんにちは!「超野球専門店CV」店長ゆうたです。

このブログでは超野球専門店ならではの切り口で野球にまつわる情報をアップしていきます。

 


質問です!

グラブの値段って高いと思いますか?安いと思いますか?

高いものもあれば安いものもあってピンキリかとは思います。

所得の違いによってモノの価格に関しての感覚も異なりますし。

現状、硬式グラブでは大手メーカーの新商品ですと¥50,000〜¥60,000

モノによっては¥70,000なんていうのもありますね。

対して、軟式グラブで安いもの(牛革製)ですと¥10,000を切ってくるようなモノもあります。


さて、今回はグラブの価格というものにフォーカスして紐解いていきたいと思います。

なぜグラブはこのような価格になるのか?その価格を決めているものは何なのか?

内容的にも量的にも割とヘビーなものになりますので前編、後編に分けて掲載いたします!

※出てくる製造現場や商品の画像はあくまでグラブの価格を紐解いていくという今回の趣旨のもと使用させていただいているだけです。また、細かな作業工程までは全て載せられませんので一部省かせていただいております。様々な画像が出てきますがメーカー、タンナー、工場の関係性等は全く考慮しておりませんのでご了承の上ご覧になってください。








下記、いきなり少しグロテスクと感じる方もいるかもしれませんので苦手な方はご遠慮ください。



こちら、牛さんのです。毛がついたままの状態ですので中々にショッキングな画像かもしれません。

まだこの段階ではですね。

食肉として屠殺された牛さんたちの皮を剥いで塩漬けにしてあります。

※誤解されている方もたまにいらっしゃるので補足説明ですが、決してグラブを作るためだけに牛を屠殺することはございません。

こちらの皮を薬品等で毛を無くしてから鞣し(なめし)という加工を施していきます。

このような大きな樽(タイコとかドラムとか言います)みたいなものの中に皮を入れ薬品と混ぜ合わせることではじめて皮から革になります。の状態ですと放っておくと腐ります。。。

革の状態になってはじめてグラブやバッグ、シューズや財布などに使うことが出来ます。使っていくうちに腐っていったら大変ですからね(-_-;)

これが薬品です。これらを調合して皮から革にする職人さんをタンナーさんと呼んでいます。

これらの調合具合によって革の風合い色味硬さなどが決まります。

ここがタンナーさんによって様々なレシピがあって腕の見せ所でもあります!!

そしてこのように乾燥させます。

染色した革がこんな感じ。


さらに、ここから革の厚みを調整したりします。厚みは革ごとに違いますしあまりに厚ぼったくても、薄すぎてもグラブとして機能しません。

さらにさらに!厚さを調整しても革が硬かったりした場合にはバイブレーションという機械をかけて革に柔軟性を与えてあげたりもします。

これら一連の作業がものすごく繊細な作業で、本当に長年培ってきた経験をもとに行われる職人技となります。

今回ご紹介させていただいたのはタンナーさんのお仕事のごく一部を切り取ったに過ぎません。グラブの革を作るだけでこれだけの手間と労力が掛かります。人件費、設備費、管理維持費等も掛かりますよね。



そして出来上がるのがこの革!半裁(ハンサイ)っていうのですがこれで大体グラブを作ると4個~5個分位です。キップという子牛の革を使用した場合は3個とかっていう場合もあります。

グラブのパーツが上記画像です。これだけのパーツがあのグラブを形作っていくんですね~♪

以上が前編となります。ここまでご覧になった方はグラブの価格、どう思われますか??

次回はグラブに組みあがっていくまでの工程をお伝えしますのでお楽しみに(^^♪

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コメント

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